今、あなたが使っている包丁はストレスなく良く切れますか?
包丁の切れ味は使えばだんだんと落ちてくるものです。
そんな時あなたはどうしているのでしょうか?
ダメになるまでそのまま使う | アリですができればよく切れた方が良いでしょう |
自分で研ぎ器で研ぐ | 良いですが包丁ってなかなか上手く研げませんよね |
専門の研ぎ屋に出す | 手間でなければ良いですね |
買い替える | 頻繁に買い替えると包丁の値段が気になりますね |
だいたい、思いつくのはこんな感じです。
この他にもあるかも知れませんが、ほとんどの人はこのなかのどれかでしょう。
ただひとつ言えることは、包丁は切るための道具ですからやはりよく切れる方が良いです。
切れない包丁って私も経験ありますが、研ぎ器で研いでもあまり切れるようにならないしハッキリ言ってムダですよね。
包丁が切れなくなったら買い替えるという方も多いのです。
買い替えを考える時、選択肢の中にこんな包丁があったら試してみたくなりませんか?
- 同じ価格の金属の包丁よりもよく切れる
- 切れ味が落ちない
- 数千円で買える
同じ値段なら良く切れる方がいいに決まってますよね?
高価でないのに切れ味が落ちないなんて都合いいですよね?
そんな都合の良すぎる包丁があるんです。
それはセラミック製の包丁なのですが、使い方を間違えるとその性能を充分に引き出すことができないのです。
というわけで、セラミック包丁の”性能を引き出す使い方”をこれから説明していきます。
難しくはありません。
ちょっと気をつけるだけで、都合のよい性能を手に入れることがあなたにもできます!
セラミック包丁を使いこなすには2本目以降に購入し使い分ける。
セラミック包丁を使いこなすにはセラミック包丁以外にもう1本包丁を所持して使い分ける必要があります。
今まで金属の包丁しか使ったことがない人も多いでしょう。
セラミックの材質を理解していただくために使い方の他に長所と短所・金属との違いについてもお話します。
使い方・セラミック包丁を使いこなすには?
先ほども申し上げましたが、セラミック包丁は同じ価格の金属の包丁と比べて良く切れる。
切れ味が長く続くという包丁として非常に魅力的な性能を持っています。
そういったセラミック包丁の長所を引き出して使いこなすには、金属製(ステンレス)の包丁も所持して使い分けることが重要になります。
なぜ使い分ける必要があるのかといいますと。
セラミック包丁には”良く切れる”という長所と、切れない食材があるという短所があるからです。
不向きでない食材を切る際にはセラミック包丁はとてもよく切れるという利点があります。
しかし、不向きな食材を切ろうとすると欠けたり折れたりする。
という弱点も合わせ持っているのです。
なので、セラミック包丁1本しか持っていないとすべての調理をこなすことはできません。
そのため、セラミック包丁は2本目以降に購入するのです。
セラミック包丁をメインで使い、不向きな食材を切る時はステンレスの包丁を使う。
このように使い分けるのがオススメです。
次はセラミック包丁を知るために長所と短所を理解しましょう。
その後、セラミック包丁と金属包丁(ステンレス)との違いを説明します。
金属の包丁は主な材質にステンレスとはがねがあります。
このページでは金属の包丁としてステンレス製の包丁を指して解説しています。
理由としてセラミックの包丁の短所をおぎない、保管の手間などが容易であるからです。
セラミック包丁をメインで使う場合、金属製の包丁の出番は少なく短時間になります。
はがねは性質上、サビやすく保管に手間がかかります。
ステンレスであれば保管にも手間がかからないため、セラミック包丁との使い分けに向いているためおすすめしています。
セラミック包丁の長所と短所
セラミック包丁は食材を切るのにとても都合の良い長所を持っています。
しかし、都合の良すぎる長所を引き出すためには短所をおぎなう必要があります。
セラミック包丁の長所を引き出して使いこなすためには長所と短所をよく知る必要があるのです。
セラミック包丁の長所
- 切れ味が良い
- 切れ味が長持ちする
- 値段が手頃なものが多い
- サビない
- 金属臭が付かない
- 切った食材が変色しにくい
- 軽い
金属臭については金属で切ると必ずするわけではありません個人的な感じ方の違いがあります、
セラミック包丁の短所
- 欠けたり折れたりしやすい
- 大きな食材は切れない
- 硬い食材は切れない
- 衝撃に弱い
- 研ぎにくい
上記のように、セラミック包丁の長所は多くて魅力的!
短所は材質の欠けやすさ・折れやすさにあります。
その短所をおぎなえば、とても性能の良い包丁と言えるのです。
セラミック包丁とステンレス包丁の違い
セラミック包丁はそもそも金属では無く陶器に近い材質なので性質は大きく違います。
違いはいろいろとありますが特に重要な点から言いますと。
一番大きな違いは強度(刀身の強さ、折れやすさ)です。
セラミックは強度が低く折れやすいのに対して、ステンレスは強度が高く折れにくいです。
次に似ているので混同しがちですが硬度(物質の硬さ)です。
セラミックという材質はステンレスよりも硬度が高く硬いのです。
硬度の高さは切れ味と関係しています。
研いで薄くとがらせた刃は切っても丸くなりにくいので”良く切れる”ということになります。
しかし、硬度が高く硬いので普通の砥石では研げないというデメリットにもなります。
もしも、セラミック包丁を研ぐのであればダイヤモンドシャープナーが必要となります。
その他に、セラミックは陶器に近い材質なのでまったくサビません。
セラミック包丁は金属ではないので金属臭が付かない、切った食材が変色しにくいという点もセラミック包丁ならではの特徴になります。
ステンレス包丁もほぼサビないのですが保管状況により絶対サビない訳ではありません。
表 セラミック包丁とステンレス包丁の違い
セラミック包丁 | ステンレス包丁 | |
切れ味の永続き | 長続きする | 切れ味が落ちやすい |
サビ | 無し | 可能性有り |
強度 | 折れやすい | 折れにくい |
硬度 | 硬い | 柔らかい |
研ぎ | 研ぎにくい | 研ぎやすい |
金属臭 | 無し | 可能性有り |
このようにそもそもの材質が違うので大きな違いがあります。
違いを理解して賢く使い分けるのがベストな選択なのです。
セラミック包丁の長所と短所・金属との違いについて理解して頂けたでしょうか?
セラミック自体あまり手にすることのない物なので、初めて知ることもあったのではないでしょうか?
セラミックについて理解して頂けたところで、ステンレス包丁との使い分け方をお話していきます。
セラミック包丁とステンレス包丁の使い分け方
ここまでセラミック包丁とステンレス包丁の長所・短所・違いについてお話してきました。
それで”どのように使い分けるか?”ですが。
使い分けは要するに、セラミック包丁が欠けたり折れたりしそうな時はステンレス包丁を使えばよいだけです。
セラミック包丁が欠けたりしやすいからですが、普段使っているとふとした拍子にやってしまうのです。
なので、実際の場面でありがちなパターンをここで紹介します。
あなたの家庭で当てはまるパターンがあれば注意が必要です。
- カボチャを切る・カボチャは硬いのでステンレス包丁で切りましょう(まるごと切る際には十分な長さの包丁が必要)
- スイカを切る・「スイカは硬いのか?」と思うかもしれませんがまるごとや半分のスイカを切る場合には注意が必要です(刀身がスイカに刺さっている時に横からの力やねじる力が加わると折れるので注意)
- 魚を切る・魚の頭を落とすなど魚の骨を切る場合はステンレス包丁がよいでしょう
- 冷凍肉を切る・冷凍肉はついつい切ろうとしてしまいますよね凍っている可能性があるならステンレス包丁で切りましょう。
- 缶のふたを開けるのに包丁で叩く・開けにくい缶のふただけでなくセラミックは叩くと欠けたり折れる原因になります。
思いあたるパターンがなかったとしても刀身に加わる衝撃には注意して下さいね。
セラミック包丁とステンレス包丁をうまく使い分ければ、互いの性能を最大限に引き出すことができます。
“トマトが切れずにつぶれてサラダがだいなし”なんてこともなくなりますよ。
セラミックの包丁は優れた性能を持っていて上手く使えばとても便利なものです。
ただ、欠けやすい・折れやすいという短所を上手くカバーできないとすぐにダメになってしまいます。
面倒だと思ってセラミック包丁だけ使うなんてことが無いよう気を付けてください。
現役料理人が選ぶ
使い分けて使いこなしたい!セラミック包丁3選
包丁は食材を”切る道具”なので、セラミック包丁の良く切れて切れ味長持ちなんて長所を試したい人は多いはず。
扱いやすく・値段も高すぎない私のオススメのセラミック包丁こちらでを紹介します。
京セラ ファイン セラミック 三徳包丁 14cm ピンク 漂白 除菌 対応 無料研ぎ直し券付 Kyocera FKR-140PK
京セラはセラミック包丁を作り出した企業です。シェアもNO1でセラミック包丁なら京セラを買えば良いと言っても言い過ぎでないくらいのメーカーになります。
セラミック包丁は普通の砥石では研げないのですが、こちらの商品はメーカーの無料の研ぎ直し券が付いています。(送り送料のみ必要)研ぎ直し券を使うことで非常にコスパがアップします!
こちらのFKR-140はファインプレミアグレードで比較的安い価格の売れ筋の商品です。
色は他にも選ぶことができます。
商品詳細ボタンからご確認ください。
価格3000円くらい
セラミック包丁 Latuna【高級料亭料理人監修】 黒 【日本製】 極軽 95g 錆びない 165mm 高密度セラミック 食洗機対応 (三徳包丁 165mm)
Latunaは超高圧縮で成形する独自の技術で高い耐摩耗性(切れ味が長続きする)を実現しています。
細かなこだわりがたくさんつまっている包丁です詳細は下のボタンからどうぞ。
日本製で信頼できますね。
価格2500円ほど
京セラ ファイン セラミック 三徳ナイフ 16cm 無料研ぎ直し券付 Kyocera FKR-160HIP-FP
他にもセラミック包丁はたくさんあるのですが、あえてこの1本をオススメします。
最初にもオススメしました、京セラのセラミック包丁の最高峰モデルになります。
京セラ独自の熱間静水圧プレス加工を施し刃の強度をさらに高めた黒い刃の包丁です。
もちろん安心信頼の日本制。
価格6300円くらい(定価は1万円を超えます!お得)
まとめ
切れ味が良く衛生的でサビないセラミック包丁は毎日家族の食事を作る家庭ではとても有効ですよね。
上手く使いこなせば、コスパも性能も最高級です。
”ステンレスの包丁でキレイに切れない時だけセラミック包丁を使う”なんて使い方もアリですね。
カットの美しい料理が並べば家族の気分も上がりますよ。
包丁の切れ味に不満がある人は、ぜひ試してみてくださいね!