今、使っている包丁に満足している人って意外と少ないんですよね。
- ぜんぜん切れないわけではないんだけど物足りない
- もともと家にあった包丁だから使っているけどイマイチ
- 頂きものだから使ってるけど使いずらい
こんなこと思っている人ってけっこういるんです!
そんな包丁もうやめましょうよ。
良い包丁を手にすれば気分も料理も上がります!
そこで、このページでは包丁を買い替えるにあたって気になること、
- どれを買えば今より良くなるのか分からない
- 種類が多くて違いがよく分からない
- 勉強したくないけど買い替えで失敗したくない
という方のために、数多くの包丁を使っている現役料理人の私が、一般家庭用におすすめの包丁を選び紹介します。
不満解消!よく切れる家庭用の包丁5選!
この5選は家庭用包丁ということで、三徳包丁・長さ200㎜以下・リーズナブルでおすすめしています。
性能的にはどれも優劣つけがたい品ばかり、最後の判断基準である見ためでお選び下さい。
関孫六10000CL 三徳165㎜
有名な関孫六から10000CLをおすすめします。
重要なポイントを押さえそれでいてリーズナブルというお値打ちな印象の包丁。
柄は白系の積層強化木、”コンポジット接合”と呼ばれる刃材を刃先に付ける接合方法で接合されていて、刀身の波打っている線がその接合ライン。
刃材をはさんで接合している”割り込み”の包丁が多いので珍しいです。
関孫六はホームセンターにも並んでいるメジャーブランドですが、決して安いだけのブランドではありません最大手メーカーの技術が集結されています。
関虎徹 三徳180㎜
関虎徹は岐阜県関市の刃物メーカー安田刃物のブランドです。
波紋の浮き出た美しい刀身と黒系の丸みを帯びた積層強化木の柄。
落ち着いた雰囲気がお好きな方へおすすめします。
Zwilling ツヴィリング Arcアーク 三徳165㎜
ツヴィリングJ.A.ヘンケルスのArcです。
このメーカーには”ツヴィリング”と”ヘンケルス”のブランドがあり(他ブランドも有り)ツヴィリングは上位ブランド。
日本で一番有名な海外のメーカー(ドイツ)で日本にも工場があります。
柄は樹脂製で美しい流線形・リベットの”ツインドール”のマークがおしゃれ。
関孫六10000ST 三徳165㎜
オールステンレスで選びたいならこれ!
国内NO1の刃物メーカー貝印の関孫六なのでコストパフォーマンスがよいです。
時代のニーズに答えるオールステンレス製、柄には汚れの溜まりにくい滑り止め加工。
安心・安全の国内製、そしてこの価格、使えばそのクオリティの高さに気づくのは間違いありません。
TOJIRO Pro 三徳170㎜
こちらもオールステンレスでおすすめTOJIRO Proです。
テーブルナイフの様なオシャレな外見ですが高性能、刃材にはVG10(V金10号)を使用。
トルネード模様の柄は見ためだけでなく、滑りにくい設計で海外でも人気です。
選び方とポイント
包丁を購入する際の選び方と注意すべきポイントを解説します。
世の中には、たいして切れない包丁が多く販売されています。
このページに来てくれたあなたには、てきとうな売り文句に騙されず価値ある包丁を手にして頂きたい!と思っています。
種類
包丁にはさまざまな種類がありますが普段使うのは万能包丁(三徳包丁か牛刀)がいいです。
理由はその名の通り万能だから、いろいろ使い勝手がよい形状をしています。
現在も万能包丁を使っている方がほとんどでしょうから、使い慣れている形の物を選ぶのがおすすめです。
大きめのペティナイフを普段使っているのであれば、この機会に万能包丁にかえることをおすすめします。
万能包丁のほうがペティナイフよりも刃先から背までの高さ(幅)があるので力が入りやすく楽に刻むことができます。
サイズ
サイズはできれば長いものがおすすめです。
刃が長いほうが、一回の動作で食材に刃があたる距離が長いので切れやすくなる点がポイント。
一般家庭で使われている万能包丁のサイズは14cmくらいから24cmくらいまでがほとんど。
キッチンの場所の問題もあり小さめのサイズを選びがちですが16cm以上を選ぶのがおすすめです。
素材と手入れ
刃の素材についてはステンレス・はがね・セラミックがありますが、ステンレス製がサビにくく手入れが楽なのでおすすめです。
鋼はよく切れるのですがサビやすく、セラミックはサビませんが欠けやすく切れる食材が限られます。
ステンレス製が使いやすく市販品も多いのでおすすめです。
重さ
重さは何グラムなら良いという明確な数値はありませんが、軽すぎる包丁はおすすめできません。
刀身の重さが食材を切る際のサポートになるからです。
包丁を前後に動かすとき、刀身の重さが食材を押す力となり切りやすくなる点がポイント。
軽い包丁は、重さがないため食材を押す力が多く必要になるのです。
重さの表示がない商品も多いのですが、軽いことを売りにしている商品でなければある程度の重さはありますので心配はないでしょう。
万能包丁が必要以上に軽い必要はないと言えます。
軽いことが悪いわけではありません、使用する目的によって違うということです。
例えば、ペティナイフは軽いほうが細かい作業や皮むきなどをしやすく手も楽です。
柄
柄の素材には、金属・木・樹脂がありますが好みで選ぶのがよいでしょう。
ただ、溝が多いものは避けるのがポイント、汚れがたまって不衛生だからです。
木や樹脂はつなぎ目に汚れがたまりにくいものを、オールステンレスでも溝の少ない物を選ぶのがおすすめです。
メーカー・ブランド
有名メーカーのブランドを選ぶのがポイント、商品やその他の情報についても信頼できるからです。
海外のブランドだとツヴィリング・ヘンケルス(同じメーカー)がおすすめ。
聞いたことがないブランドなのに、やけに”口コミが多く評価が高い”ものはさけてくださいね。
包丁って、見ためではあまり違いがないんだけど、内容はけっこう違いがありますよね。
専門的なことまで考えると何が何だか分からなくなります。
でも大丈夫、あなたが求める包丁を私が選んでおすすめします。
新しい包丁に求めるもの
あなたが買い替える包丁に求めるものはなんでしょうか?
今、”使っている包丁よりも良いなにか”ですよね?
それは、あなたが今の”包丁に感じている不満”を解消できる包丁に買い替えることで得ることができます。
今の包丁に感じている不満
- 切れ味が悪い
- 研いでもすぐに切れなくなる
- 使いずらい
- 見た目が気に入らない
この不満を解消するためのポイントを解説します。
切れ味が悪い・研いでもすぐにきれなくなる
これは切るのが目的の包丁としては大きな問題なので詳しく解説します。
簡単に言うと、今より切れ味の良い刃材の包丁に買い替えればいいのです。
当たり前ですが、今より切れる材質に変更するのですから今よりよく切れます。
上記で説明したとおり刃の素材は3種類ありますが、おすすめしているステンレス製の刃について。
ステンレスの刃材の中にもいろいろと種類があり切れ味にも違いがあるのです。
ここではそれらを3つのグループに分けて一番切れ味の良いグループの刃材をおすすめとします。
そうすることで難解な刃材の種類について理解することができるからです。
G1(グループ1 ) | G2(グループ2) | G3(グループ3) | |
主に記されている 事が多い名称(総称) | ステンレス 高炭素ステンレス | モリブデンバナジウム鋼 | コバルト合金鋼 |
切れ味・持続性 | 悪い | 普通 | 良い |
モリブデンバナジウム鋼(総称)はプロ用のメーカーでメインのラインナップ商品の刃材として使われている鋼材で決して切れない鋼材ではありません。プロ用の普通であるモリブデンバナジウム鋼を基準としてそれよりも切れ味の良いものを”良く切れる”とこのサイトでは表現しています。
包丁メーカーによって刃材の表記はさまざまで、ステンレスとしか公表しない場合も多い。
G1・G2はあいまいな総称の表記が多く、G3は固有名詞が記されている場合が多いです。
G3の刃材の切れ味の持続性について。
硬度が高いほうが、鋭い刃先がつぶれず切れ味が持続しますが、硬すぎると研ぐことが困難ですし高価になります。
G3の固有名詞(一般的に見る頻度が多いもの)
V金10号(VG10)・コバルトスペシャル(CoSP)・銀三鋼<粉末ハイス鋼(ZDP189)・R2
(おすすめはV金10号・コバルトスペシャルなどのコバルト合金鋼、価格的にも扱いやすさ的にもベストです。)
今使っている包丁がG3以外であればG3の包丁を、G3であればG3の中でより良いものを選べば切れ味と切れ味の持続性を高めることができます。
ただ、G3であれば十分よく切れる材質なので信頼できる研ぎ屋に研ぎに出すのもひとつの案です。
今使っている包丁の刃材が分からない場合
インターネットで包丁の名前を検索してみるとわかるかもしれません。
G3だった場合、その包丁の”売れる特徴”になるので記載されていることがほとんど。
また、記載がない・購入した時の金額が、長さ16cmくらいの三徳包丁で5000円以下であればG3ではない可能性が高いです。
使いづらい
使いづらさをかんじるのはサイズや形状が合っていない場合がほとんどです。
そこで、3つの例をだしましたのでご自分にあてはめてみて下さい。
1、刃渡り16cm以下の包丁を使っていて、かぼちゃや大根などを切ると割れてしまう。
この様な切りづらさが不満であれば今より長い包丁を選ぶのが解決策です。
(上記、サイズの項を参考にして下さい)
2、まな板のすぐ前が壁、こういう場合もあるでしょう。
包丁の先端があたるのであれば、今より短い包丁を選ぶ方がいいでしょう。
3、万能包丁を使っていてリンゴの皮がの皮がむきづらい。
細かい作業がしづらいなどの場合は刃の形状が問題なのでペティナイフの購入を検討するのがよいでしょう。
見た目が気に入らない
見た目は以外に重要です、性能が良くても見た目が気に入らないとお気に入りの1本にはなれないからです。
見ためは全体的な問題ですが、特に柄の部分が関係します。
柄の素材には、金属 木 樹脂があります、上記の柄の項目を参考に好みの物を選ぶのが良いでしょう。
いかがでしょうか?
見ためだけではわからない違いが包丁にはあります。
ちょっと難しい部分もありますが、
”不満解消!よく切れる家庭用三徳包丁5選”から選べば家庭用の包丁としてはトップレベルです。
かならず普段作る料理にも良い影響が現れます。
せっかく買い替えるなら、不満解消ついでにトップレベルの包丁を手に入れてくださいね!
今回で買い替えは最後にしましょう。
不満解消!よく切れる家庭用三徳包丁5選!
この5選は家庭用包丁ということで、三徳包丁・長さ200㎜以下・リーズナブルでおすすめしています。
性能的にはどれも優劣つけがたい品ばかり、最後の判断基準である見ためでお選び下さい。
関孫六10000CL 三徳165㎜
有名な関孫六から10000CLをおすすめします。
重要なポイントを押さえそれでいてリーズナブルという、お値打ちな印象の包丁。
柄は白系の積層強化木、刃材は”特殊ステンレス刃物鋼”とのみ公表されていますが、当サイトのG3(下で説明)レベルです。
10000CLは”コンポジット接合”と呼ばれる刃材を刃先に付ける接合方法で接合されていて、刀身の波打っている線がその接合ライン。
刃材をはさんで接合している”割り込み”の包丁が多いので珍しいです。
関孫六はホームセンターにも並んでいるメジャーブランドですが、決して安いだけのブランドではありません最大手メーカーの技術が集結されています。
関虎徹 三徳180㎜
関虎徹は岐阜県関市の刃物メーカー安田刃物のブランドです。
波紋の浮き出た美しい刀身と黒系の丸みを帯びた積層強化木の柄。
落ち着いた包丁らしい雰囲気がお好きな方へおすすめします。
Zwillingツヴィリング Arcアーク 三徳165㎜
ツヴィリングJ.A.ヘンケルスのArcです。
このメーカーには”ツヴィリング”と”ヘンケルス”のブランドがあり(他ブランドも有り)ツヴィリングは上位ブランド。
日本で一番有名な海外のメーカー(ドイツ)で日本にも工場があります。
刃はFC61フリオデュア、メーカー独自の冷硬処理製法で高い硬度を生み出すのです。
他のおすすめと同程度の硬度(硬度61)があり、切れ味は他のおすすめよりも衰えにくい印象。
柄は樹脂製で美しい流線形・リベットの”ツインドール”のマークがおしゃれ。
おしゃれなのにどっしりとした堅牢な切れ味がドイツらしい1本です。
関孫六10000ST 三徳165㎜
オールステンレスで選びたいならこれ!
国内NO1の刃物メーカー貝印の関孫六なのでコストパフォーマンスがよいです。
時代のニーズに答えるオールステンレス製、柄には汚れの溜まりにくい滑り止め加工。
刃材は”特殊ステンレス刃物鋼”とのみ公表されていますが、当サイトのG3レベルで間違いないでしょう。
安心・安全の国内製、そしてこの価格、使えばそのクオリティの高さに気づくのは間違いありません。
TOJIRO Pro 三徳170㎜
こちらもオールステンレスでおすすめTOJIRO Proです。
テーブルナイフの様なオシャレな外見ですが高性能、刃材にはVG10(V金10号)を使用。
トルネード模様の柄は見ためだけでなく、滑りにくい設計で海外でも人気です。
藤寅作 三徳170㎜
この藤寅作はTOJIROProと同じ製品で違いは刀身の名前のみ。
社名が代わる以前からの物で現在はホームページでは確認できず表立っては販売していないようです。
そのため、割安で購入できる場合が多くあります。