”包丁を上手に使えるようになりたい!”
手早く包丁を使いこなして料理するのってカッコイイですよね。
早く・キレイに・正確に、包丁を使いこなすためには”握り方”(持ち方)はとても重要です。
包丁の持ち方を簡単に覚えてもらうために、このページでは現役料理人である私が”包丁の持ち方”を解説します。
正しい包丁の握り方(持ち方)
基本的な持ち方は1つだけ
包丁の持ち方は”押さえ型”と言われる握り方を1つだけ覚えれば大丈夫です。
なぜなら、”押さえ型”が基本であり押さえ型がマスターできれば他の握り方も簡単にできるから。
押し切り・引き切り・きざみ・魚をさばくのも”押さえ型”でできます。
重要なのはこの”押さえ型”を正しくマスターすることなのです。
”押さえ型”握り方のポイント
”押さえ型”のポイントは刀身を親指と人差し指で押さえることです。
これにより包丁を握る上で重要な位置と角度が自然にできます。
刃を真下へ向けて親指と人差し指で刀身を押さえると下の画像の位置に包丁が自然にくるはずです。
この位置で包丁を握るようにして下さい。(握った画像は上の3枚)
持ち方が悪いといくら練習しても上手になりませんし、悪い持ち方で覚えてしまうとクセがついてしまい直すのにも苦労します。
その他の持ち方”握り型””指さし型”
”押さえ型”の他に”握り型”と”指さし型”があります。
”握り型”は力が入るので硬い食材を切る時に便利です。
しかし、デメリットとして正確性に欠けます。
”指さし型”は正確に刃をコントロールできるのですが、力が入りずらい点がデメリットです。
状況によって使い分けるのが良いでしょう。
”指さし型”のポイント
指さし型は”押さえ型”から人差し指を真っすぐに伸ばすだけです。
包丁の切っ先(尖端)を指さすことで食材にあたる刃の位置を正確にとらえることができます。
刺身や魚の3枚おろし、切っ先を使った細かい作業がしやすくなるのでおすすめ。
押し切りよりも引き切りに向いている握り型です。
基本の”押さえ型”ができていれば”指さし型”は簡単にマスターできますよ!
”握り型”のポイント
”握り型”は基本の”押さえ型”から少し柄の手前を握ります。
握り型はすべての指で柄を掴むため力が入りやすい握り方です。
カボチャや魚の骨を切るときなど硬い食材を切るのに向いています。
ただ、柄を握る手の位置がずれてしまう可能性があり初心者向きではありません。
しっかりと基本の”押さえ型”をマスターしてからにしましょう。
握り方の悪い例:この持ち方にはならないように注意してください。
まとめ
いかがでしたか?包丁の握り方は難しいことてはありません。しかし、変なクセがついてしまうと上達を妨げるばかりかケガをすることもあるので注意が必要です。最初は持ちにくくてもすぐになれますからがんばって下さいね。