プロが使っている切れ味の良い包丁が欲しい!
料理するのが好きな人であれば一度は思うことでしょう。
あなたはいま使っている包丁に満足していますか?
- 食材を切る際に腕に力が入りすぎることはありませんか?
- 研いでもすぐに切れ味が悪くなったりしませんか?
- 包丁を左手で叩いて切ったりしていませんか?
- もう少し長さが欲しい
- 軽すぎる
- 切れ味が悪い
などなど、食材を切る際に切りづらさを感じるのであればより性能の高い包丁を探すべき。
プロが使う本格的な包丁を手にする時期かも知れません。
実際、プロが欲しがる本格的な包丁を使っている家庭も多いです。
そうは言っても、良い包丁を作っているメーカーやブランドのことはあまり知られていないことがほとんどです。
そこでこのページでは、現役料理人である私がプロに人気のメーカー・ブランドの牛刀4つを紹介します。
プロの料理人がおすすめするメーカー・ブランドの牛刀4選
Misono UX10 ミソノ刃物株式会社
名刀の産地として有名な岐阜県関市にありプロ用包丁を鍛え続けてきた包丁専門メーカーです。
なかでもUX10は切れ味の評判がとても良くステンレス包丁の最高峰と言われていて愛用する料理人も多くいます。
その切れ味はハガネなみと評価され、さらに研ぎやすい。
高純度ピュアステンレス特殊鋼を使用。
Misonoの最高傑作です。
料理人人気ランキング⭐⭐⭐⭐⭐
私の知る限りステンレス系の包丁でUX10の切れ味はNO1です。
そのため、本物志向の方に限定しておすすめします。
理由は価格もそれなりにするからです。
しかし、決して高くはありません。
UX10は私の愛刀でもあります。
購入したのは25年以上前、今もカボチャや皮付の鶏肉硬い食材・ぐにゃぐにゃした食材なんでもスパッと切れます。
しかもサビない!
長年の使用経験から自信を持っておすすめします。
硬いカボチャを切ります。
伝わるでしょうか?薄く切り出されていく様子。
これがステンレス系最高峰の切れ味です。
商品の詳細・サイズ・現在価格は下のリンクからご確認ください。
堺孝行 グランドシェフSP 青木刃物製作所(大阪府堺市)
堺孝行ブランドを知っている人は多いでしょう。
堺市で作られる刃物の歴史は600年。
青木刃物製作所では伝統工芸士の資格を持つ職人が今も腕をふるっています。
古くから刃物の伝統を守り続けているメーカーです。
先ほど紹介したMisono UX10は最高の切れ味が特徴でしたが堺孝行は正に”王道”の作り。
ボーラーウッデホルム特殊鋼を使用し切れ味と重さのバランスがとてもよくなっています。
堺孝行ブランドは種類も多く比較的購入しやすい本格的なブランドです。
料理人人気ランキング⭐⭐⭐⭐⭐
かなりのメジャーブランドですが、包丁本来の姿を忘れないメーカーです。
重さとバランスがよく、丈夫なつくりが魅力です。
UX10と同じくステンレス系の最高峰です。
切れ味ではやや劣るものの、堺孝行らしい重厚さが切る食材の幅を広げます。
そのタフな作りから骨付きの食材など素材の原形から調理する方には重要な1本。
詳細・サイズ・現在価格は下のリンクからご確認ください。
TOJIRO PRO 藤次郎株式会社
もとは藤寅工業という社名で昭和時代からの歴史があります。
刃物で有名な新潟県燕市にありオールステンレスの包丁など時代のニーズに合わせた製品を作っています。
こちらのシリーズは手の届きやすい価格で切れ味も良いです。
刃材にはDPコバルト合金鋼を使用しております。
オールステンレスの包丁は比較的少ないので使っている料理人は意外と少ないです。
ただあくまで「少ない」だけで使っている料理人はいますし、プロの仕事にも十分対応できるだけの品質です。
ステンレスの手軽さと切れ味のよさから、作業スペースが十分でない場合などでも扱いやすいです。
比較的ネット上に品数が多く購入しやすいメーカーです。
まとめると、この TOJIRO PRO は予算を抑えてプロの包丁を味わってみたいという方にオススメです。
料理人人気ランキング⭐⭐⭐⭐
新しい物への対応が早いメーカーです。
オールステンレスの人気は広がりつつあります。
通常の家庭用よりもワンランク以上うえの包丁です。
一般家庭では十分な切れ味を楽しむことができます。
TOJIRO ProにはこちらのDPコバルト合金鋼よりもランク上の製品があります。
ハイエンド製品の名は”TOJIRO Proニッケルダマスカス”です。
刀身にはニッケルを配合したダマスカス鋼特有の波紋が美しく浮かび上がっています。
刃の芯には超硬質合金鋼を使用。
もちろん、全てにおいて”DPコバルト”よりも格上になります。
価格も上がりますが、こだわりの最高峰を手にしたい方にはおすすめします。
下のリンクよりどちらも確認して頂けます。
實光プレミアムマスターⅡ 實光(じっこう)刃物
大阪府堺市にあり明治時代から代々受け継がれた包丁職人のメーカーです。
比較的小さなメーカーだけに知名度はまだ低いのですが、目の行き届いた多くのブランドが魅力です。
刃材や柄・形の種類が豊富でプロの話題にもよくあがります。
なので、プロの切れ味や使い勝手だけでなく、柄や形といったデザイン面にもこだわりたいという方にオススメです。
プレミアムマスターⅡは實光刃物ステンレス系洋風牛刀の上位モデルのひとつ。
高級刃材銀三鋼を使用しており素材の内容の割にお値打ちな品です。
アフターサービス・ネットでの対応が他のメーカーよりも充実しておりトラブルがあった際にもいち早く安心できます。
料理人人気ランキング⭐⭐⭐⭐
本質的に「よい包丁とは何か?」を追求し
続ける、よい意味で職人気質。
新しいブランド作りに余念がなくやる気に満ちたメーカーです。
知名度と共にこれから伸びていくこと間違いなし。
牛刀とは?特徴と利点
先ほどまで紹介した包丁はすべて牛刀でした。
牛刀は包丁の種類で西洋の万能包丁です。
牛刀と言うと肉用の包丁のようですが海外ではシェフスナイフと呼ばれていて肉だけでなく万能。
特徴は先端が尖っている点でねらいがつけやすく先端が使いやすくなっています。
魚を捌いたり、肉から骨をはずしたりと先端を使った細かい作業にも使えます。
良い包丁をそろえるうえで最初に選ぶべき包丁の種類です。
なお、牛刀とよく似た包丁に「三徳包丁」があります。
違いは尖端の部分で牛刀は前に尖り、三徳包丁は下に下がっています。
2種類の違いについては以下のページで詳しく解説しています。
「牛刀と三徳包丁の違い」のページへのリンク
牛刀包丁の選び方
プロが使っている性能の高い牛刀を選ぶにはどうすれば良いか?
- ブランドを決める
- サイズを決める
ブランドやメーカーの良さは商品レビューとホームページくらいでしか判断できないと思います。
上記のブランド4選実際にプロの料理人が使っている性能の高いブランドを
現役料理人の私が厳選したものなので、この中から選んでいただけると間
違いはありません。
そしてもう 1 つ重要なのが包丁のサイズ。
基本的には大きい食材にも対応できるので大きい方が良いですが、使う場所・切る食材のサイズによって刃渡り21cmが無理なら18cmを。
余裕があれば21cm以上を選ぶと良いでしょう。
刃渡りは長い方が切る時の”押す引く”の距離が長くなるので良く切れると感じるはずです。
普段食材を切る際、上から斜め前に押すように切ることがほとんどだと思います。
この時、食材に鋭利な刃が与えるエネルギーで食材が切れるのです。
[エネルギー]は、[力の大きさ]×[移動距離]で表すことができます。
[力の大きさ]は上から下に包丁を押す力で、[移動距離]は斜め前へ進む距離です。
通常は食材を切るのにどれだけの力が必要だったか?で切れ味を判断していると思います。
そのため、刃渡りが長く移動距離が長い方が良く切れると感じるのです。
包丁の長さをできるだけ利用して切るようにして下さいね!
一生ものの包丁を手に入れる
料理をするのが好きな人であれば「こんなふうに作りたい!」とイメージする形があるでしょう。
しかし、イメージしたように料理を作り出すのは以外にも難しいです。
妥協点をなくすため、手際よく調理を進めるためには良い道具は必要不可欠。
本格的な包丁を早めに手にするほうが絶対にお得です!
なぜなら、良い包丁は”一生物”なので長く使えるからです。
すぐに切れなくなったりしませんし、研ぐ頻度も減ります。
私も紹介している包丁を長いものだと25年以上使っていますが、今も購入した時と変わりなくよく切れます。
プロがおすすめする包丁を使うと?
プロが使っている包丁を使うとどうなるのでしょうか?
- 切り分けられていない食材を原形から切り出すことができる
- 切りにくい食材も上手く切れる
- 自分のイメージした形に切りやすい
- 扱いやすいから上手く切れる
- 疲れにくい
- 作業が早い
- カット面がキレイ
- 上手く切り揃えられると味も良くなる
どうでしょうか?良いことばかりですよね。
プロが使っている包丁は値段が高いためか、一般家庭で購入することは少ないのが現実です。
しかし、安価な包丁で時間と苦労を費やしても良い調理はできないのです。
それに、何度も買い換えるよりも本格的な包丁を長く使う方が良く切れて経済的です。
「なんとなく良さそう!」で包丁を購入して失敗した方、「包丁なんてこんなもんだ!」と思っている方。
ぜひ一度おすすめの包丁を使ってみてください。
プロ用と家庭用包丁の違いは?
プロ用包丁と家庭用包丁の違いについてですがプロ用と家庭用という明確な区別はありません。
しかし、値段が5000円程度までの物を家庭用それ以上の物をプロ用と言うことが多いです。
5000円以下の包丁とそれ以上の包丁の違いを表にしてみました。
5000円以下 | それ以上の高価格 | |
サイズ | 小さい | 大きい |
重さ | 軽い | ある程度の重さがある |
刃 | 材質の表示が無く安価な物が多い | その包丁にあった材質を考えている |
柄 | 材質が安価な物が多く安っぽい | 耐久性の高いものを使っている |
パッケージ | 中身の見えるパックでぶら下がって売られている | ショーケースに並び、箱に入って販売されている |
全体的にプロ用とされる包丁は使いやすさ・耐久性・切れ味・重心などを考えてバランスよく作られています。
一方、家庭用と言われる包丁はプロ用と比べて値段を抑えるために妥協点があるのです。
包丁には重さがある程度必要です。
重さは軽い方が良いように考えてしまいがちですが、重さは下方向に働く力です。
食材を切る時、包丁に上から下へ力を加える必要がありますが。
包丁に重さがある方が自分の力を減らすことができます。
自分の加える力が少ない方が良く切れると感じるはずです。
そのため、ある程度の重さは良い包丁にとって重要な要素なのです。
(重ければよいということではありません)
料理が好きならいろいろ迷っても最終的には本当に良いものを使うべきですし欲しくなるでしょう。
本格的な包丁は長く使えるのですから早く買うほうがいいのは間違いありませんよ。
なにより調理していて気分がよく楽しい!
まとめ
ここまで説明したようにプロが使う本格的な包丁を購入するのなら上記のブランドがおすすめです。
包丁は同じ種類で同じサイズだと見た目は似ています。
ですから、見た目で性能の違いをすべて理解することはできません。
重さやバランスなどは目では見えないのです。
私たちプロの料理人が新しく包丁を購入するときは基本的に「ブランド」を重視します。
なぜなら先ほども書きましたが、目で見て判断できない要素が包丁にはたくさんあるからです。
安いものではないので失敗はしたくないです。
まずは今使っているブランドで検討します。
次に知人に教えてもらうおすすめのブランドです。
あたりまえですが、誰でも「間違いない物」を選びたいですよね。
しかし、信頼できるメーカーのブランドであれば長年のノウハウがすべて詰まっているので間違いはありませんので安心して購入して頂けます。
良い包丁は使ってみて初めてその良さを実感することができるのです。
みなさんもぜひ使ってみてくださいね!
プロの料理人がおすすめするメーカー・ブランドの牛刀4選
Misono UX10 ミソノ刃物株式会社のブランドです。
名刀の産地として有名な岐阜県関市にありプロ用包丁を鍛え続けてきた包丁専門メーカーです。
なかでもUX10は切れ味の評判がとても良くステンレス包丁の最高峰と言われていて愛用する料理人も多くいます。
その切れ味はハガネなみと評価され、さらに研ぎやすい。
高純度ピュアステンレス特殊鋼を使用。
Misonoの最高傑作です。
料理人人気ランキング⭐⭐⭐⭐⭐
私の知る限りステンレス系の包丁でUX10の切れ味はNO1です。
そのため、本物志向の方に限定しておすすめします。
理由は価格もそれなりにするからです。
しかし、決して高くはありません。
UX10は私の愛刀でもあります。
購入したのは25年以上前、今もカボチャや皮付の鶏肉硬い食材・ぐにゃぐにゃした食材なんでもスパッと切れます。
しかもサビない!
長年の使用経験から自信を持っておすすめします。
詳細・サイズ・現在価格は下のリンクからご確認ください。
堺孝行 グランドシェフSP 大阪府堺市にある青木刃物製作所のブランドです。
堺孝行ブランドを知っている人は多いでしょう。
堺市で作られる刃物の歴史は600年。
青木刃物製作所では伝統工芸士の資格を持つ職人が今も腕をふるっています。
古くから刃物の伝統を守り続けているメーカーです。
先ほど紹介したMisono UX10は最高の切れ味が特徴でしたが堺孝行は正に”王道”の作り。
ボーラーウッデホルム特殊鋼を使用し切れ味と重さのバランスがとてもよくなっています。
堺孝行ブランドは種類も多く比較的購入しやすい本格的なブランドです。
料理人人気ランキング⭐⭐⭐⭐⭐
かなりのメジャーブランドですが、包丁本来の姿を忘れないメーカーです。
重さとバランスがよく、丈夫なつくりが魅力です。
UX10と同じくステンレス系の最高峰です。
切れ味ではやや劣るものの、堺孝行らしい重厚さが切る食材の幅を広げます。
そのタフな作りから骨付きの食材など素材の原形から調理する方には重要な1本。
詳細・サイズ・現在価格は下のリンクからご確認ください。
TOJIRO PRO DPコバルト 藤次郎株式会社のブランドです。
もとは藤寅工業という社名で昭和時代からの歴史があります。
刃物で有名な新潟県燕市にありオールステンレスの包丁など時代のニーズに合わせた製品を作っています。
こちらの品は手の届きやすい価格で切れ味も良いです。
刃材にはDPコバルト合金鋼を使用。
オールステンレスの包丁は比較的少ないので使っている料理人は意外と少ないです。
ただあくまで「少ない」だけで使っている料理人はいますし、プロの仕事にも十分対応できるだけの品質です。
ステンレスの手軽さと切れ味のよさから、作業スペースが十分でない場合でも扱いやすく重宝するタイプです。
比較的ネット上に品数が多く購入しやすいメーカー。
まとめると、この TOJIRO PRO は予算を抑えてプロの包丁を味わってみたいという方にオススメです。
料理人人気ランキング⭐⭐⭐⭐
新しい物への対応が早いメーカーです。
オールステンレスの人気は広がりつつあります。
通常の家庭用よりもワンランク以上うえの包丁です。
一般家庭では十分な切れ味を楽しむことができます。
TOJIRO ProにはこちらのDPコバルト合金鋼よりもランク上の製品があります。
ハイエンド製品の名は”TOJIRO Proニッケルダマスカス”です。
刀身にはニッケルを配合したダマスカス鋼特有の波紋が美しく浮かび上がっています。
刃の芯には超硬質合金鋼を使用。
もちろん、全てにおいて”DPコバルト”よりも格上になります。
価格も上がりますが、こだわりの最高峰を手にしたい方にはおすすめします。
下のリンクよりどちらも確認して頂けます。
實光プレミアムマスターⅡ 實光(じっこう)刃物のブランドです
大阪府堺市にあり明治時代から代々受け継がれた包丁職人のメーカーです。
比較的小さなメーカーだけに知名度はまだ低いのですが、目の行き届いた多くのブランドが魅力です
刃材や柄・形の種類が豊富でプロの話題にもよくあがります。
なので、プロの切れ味や使い勝手だけでなく、柄や形といったデザイン面にもこだわりたいという方にオススメです。
プレミアムマスターⅡは實光刃物ステンレス系洋風牛刀の上位モデルのひとつ。
高級刃材銀三鋼を使用しており素材の内容の割にお値打ちな品です。
アフターサービス・ネットでの対応が他のメーカーよりも充実しておりトラブルがあった際にもいち早く安心できます。
料理人人気ランキング⭐⭐⭐⭐
本質的に「よい包丁とは何か?」を追求し
続ける、よい意味で職人気質。
新しいブランド作りに余念がなくやる気に満ちたメーカーです。
知名度と共にこれから伸びていくこと間違いなし。