プロが選ぶ包丁ブランドとは?Misono(ミソノ)の評判・おすすめ3選!

プロの料理人は包丁を買うとき何を基準に選ぶのでしょうか?

生産地・材質・値段など、基準はいろいろありますが、
”性能”と”信頼できる作り”が妥協出来ない部分です。

では、”性能”と”間違いのない作り”の包丁はどこで知ることかできるのでしょうか?

料理人たちは横のつながりから信頼できる情報を得ているのです

Misono(ミソノ)とは

有名な刃物の産地”岐阜県関市”にある包丁メーカーです。
古くから名人級の職人たちが伝統の技法を磨きつつも包丁を専門で作っています。
最先端技術を織り交ぜた加工法を駆使して金属素材を鍛造・形つくり・熱処理・研削・研磨・刃付けと、自社で一貫して生産。
高度なテクノロジーを用いた調理刃物を流通させているメーカーです。

特に洋食系の料理人には ”MisonoUX10”は「良く切れる」と有名な包丁で、メーカーであるMisonoの名前は広く知られています。

Misonoの特徴

Misonoの特徴は見た目では伝わらない技の詰まった作りの良さにあります。

刃物にこだわりがあるメーカーの製品は重い物が多いのですが、Misonoは他社製品と比べた際に軽量でバランスが絶妙です。

この”軽さとバランス”がMisonoの最大の特徴といえます。

そもそも日本では和包丁が主流だった歴史があります。
和包丁は刃の重さを利用した切り方をする為、老舗メーカーは今でも重い包丁を作る所が多いのです。

包丁にとって”重さ”はとても大切で重い方が楽に食材を切ることができます。
しかし、あまり重すぎると作業が大変になるのです。
その為、”重さとバランス”はメーカーの考えかたを表す重要なポイントと言えます。

Misonoの評判

Misonoの評判はネットの口コミなどを見ると良くも悪くも”あまりない”です。
高評価・低評価がもちろんあるのですが、数が少なくそもそも議題に上がらないといった感じ。
低評価では「期待したほど切れない」というのもありますが、「梱包が悪い」や「普通の包丁でした」というようなあまり参考にならないものもありました。
高評価では「切れ味、使いごこち共に最高です」や「軽くて使いやすい」など、ありがちな物ばかりです。
まとめると、評価されていない知られていないと言ったところでしょう。

Misonoで有名なのは”UX10”だけです。
しかも、両刃の包丁を主に使う洋食系のプロの中でだけ”知られた存在”。
”UX10”があるからこそ有名メーカーMisonoがあると言えます。

Misonoの包丁の選び方

Misonoの包丁シリーズは7種類あります。
それは以下、

  • UX10
  • 440
  • 440PH
  • モリブデン鋼
  • EUカーボン鋼
  • パフォーマー特殊用途包丁
  • 果物ナイフ

それぞれについて簡単に説明します。

UX10(ユーエックステン)

Misonoのフラッグシップモデルで最高峰の包丁です。
その性能は、材質・作りなどすべてにおいてトップ。
料理人の中でその存在は広く知られており憧れの包丁でもあります。
”Misonoと言えばUX10”と言ってもいいほど絶対的な存在。
下でもう少し詳しく解説しています。

440

Misonoのセカンドモデルで高品質のプロ用包丁です。
一般によく使われている従来の13クロムステンレスより錆びにくく、粘り強い16クロムステンレス鋼を使用。

440PH

440PHは440の柄がプラスチックになっている食洗機OKの製品です。
(洗剤の種類などによりサビが出る可能性があります)

モリブデン鋼

Misonoのスタンダードモデルで、13クロム・高炭素モリブデン鋼を使用。
ハイレベルな技術を駆使した錆びにくく切れ味の冴える一本です。

EUカーボン鋼

EUカーボン鋼はMisonoで唯一のハガネ系のシリーズです。
(ハガネ系は硬度が高く良く切れるのですがサビやすいのがデメリット)
その切れ味はUX10にも匹敵するほどで一考の価値があります。

このシリーズが、某インターネットサイトではスウェーデン鋼とされて販売されているものを見かけました。
EUカーボン鋼はハガネでサビの出る材質なので良く確認してくださいね。

パフォーマー特殊用途

UX10サーモン型

こちらは特殊な形状の包丁です。
種類は、UX10サーモン型・モリブデン鋼サーモン型・中華包丁・ソールナイフ・シャトーナイフ・子供包丁の6種類。

果物ナイフ

さや付きの果物ナイフです。 

MisonoUX10(ユーエックステン)とは

UX10はMisonoの最上位シリーズです。
その切れ味は非常に鋭く、ハガネ系の包丁と比べても遜色はありません。
そんなUX10の刃材にはスウェーデン鋼が使用されています。
(スウェーデン鋼はスウェーデンで産出される鋼材の総称で、質の良い鋼材が多い)
粘りが少なく研ぎやすい性質ですが、その分硬い食材などを叩くように切ると欠けることも。
骨を切るなどの作業は別の包丁でする方が良いでしょう。

UX10の説明書ページへリンク

包丁の切れ味を言葉で表現するのは難しいのですが。。。
ステンレス系の刃材は切る時に少し滑るような感触があります。
しかし、UX10はステンレス系なのに滑りを感じさせず、食材に食いつきスルリと切れるのです。
それは”鋭く研がれたハガネ”の包丁に近い切れ味。

プロの料理人が選ぶ包丁!Misono3選!

UX10を使っていると新しい職場でも声を掛けられることが多くあります。
料理人は良い料理・良い素材・良い道具と、常に理想を突き詰めていく人が多いです。
UX10はそんな料理人が持ちたい包丁なのです。

種類と価格は下のリンク先で確認できます。
プロはサイズと形状から牛刀を選ぶことが多いのですが、三徳包丁でも切れ味はかわりませんのでお好みでどうぞ。

UX10

出典Misono

UX10は非常に切れ味が鋭い包丁です。
気持ちよく食材を切り分けることができます。
しかも研ぎやすい、ステンレス系の包丁としてはトップと言える製品。
所有欲を満たしてくれる1本です。

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UX10サーモン型

出典Misono

これは私が20年以上愛用している包丁でUX10のサーモン型です。
くぼみ(ディンブル)は切った食材が刀身から離れやすくなる加工。
この加工により特殊包丁に分類されていますが通常の包丁と使い道はかわりません。

440

出典Misono

「UX10はちょっと予算オーバー」という方にはこちらの440をおすすめします。
スタンダードよりも1ランク上のシリーズ。
Misonoの作りの良さを感じられる包丁です。

購入後そのままでも切れますが、一度研ぎ直すとUX10本来の切れ味が開花します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?Misonoはプロが選ぶブランドです。
中でもUX10はプロの料理人が欲しいと思う包丁シリーズ。

  • 包丁を選んでいるプロの方
  • プロ仕様の包丁が欲しい方
  • ステンレス系は切れないと思っている方
  • 研げばどれでも一緒と思っている方

一度手にしてみてください!これが“プロの選ぶ本物”です。

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